堤酒造について
「シャンパン」がフランスのシャンパーニュ地方産の発泡ワインということをご存知の方は多いと思います。この「シャンパン」と同じように、国際的に「地理的表示」が認められているお酒が日本にも5つあることをご存知でしょうか。
そのひとつが球磨焼酎。熊本県球磨地方に28ある蔵がつくる本格米焼酎だけが「球磨焼酎」を標榜することができるのです。当店でご用意している焼酎は、そんな球磨焼酎の蔵元のひとつである堤酒造が手がけるもの。球磨焼酎の歴史と伝統を守る一方で、米焼酎のみならず、芋、麦、そば、さらにはそれらの焼酎をベースにしたリキュールなど、焼酎の持つ限りない可能性に挑戦し続けている蔵です。
この蔵の銘柄は流通量はけっして多くはなく、希少銘柄といってもいいかもしれません。酒販店や飲食店で目にする機会はあまりないと思います。しかし、杜氏の心意気が伝わってくる、上質でアイデアに溢れる焼酎ばかりです。東京立ち飲みバルでは、焼酎好きの皆さまにきっとご満足いただける銘柄を厳選してメニューに取り入れております。ご来店の折りにはぜひご賞味ください。

おすすめ銘柄
- むらさきいも(芋)
抗酸化作用が注目されるアントシアニンを多く含むムラサキマサリを使用。
- 譚(米+麦)
ホワイトオーク樽やシェリー樽で長期間熟成。ほのかな甘みが印象的。
- 吟球磨 堤(米)
清酒をつくるときに使う麹や酵母を使用。日本酒を思わせるふくよかさ。
- 焙煎麦(麦)
手仕事で焙煎した大麦の香ばしさが残るコーヒーを彷佛とさせる焼酎。
- 無限大(米)
蔵人がもっとも珍重する「初垂れ(はなだれ)」。数量限定の希少焼酎。
- 極上 堤
一つの樽から汲み出した「樽焼酎」の原酒をそのまま瓶に詰めた贅沢な逸品が「極上 堤」です。「樽焼酎」の原酒は少量で貴重な上、樽ごとに風味が違うのでブレンドして製品化するのが一般的ですが、「極上 堤」では原酒本来の味わいをそのまま堪能することができます。
- KUMA TOMATO
熊本の特産品であるトマトと、球磨地方の本格米焼酎を合わせました。原料にはトマト丸ごと使用しております。青臭さがなく、新鮮なトマトジュースの感覚でトマトの旨味を感じながら、心地よく酔う事ができます。
- 杜氏が淹れた珈琲
厳選した深煎り珈琲豆を本格米焼酎にじっくりつけ込み、珈琲の芳醇な香りとコクを存分に抽出しました。甘さとアルコール度数は控えめで、そのままロックでアイスコーヒーと同じ感覚でおいしく味わえます。